今までは受取配当金を手抜きして折れ線グラフで表していました。しかし、配当は毎日比例して増えていく(グラフが斜めになる)ようなものではないため、今回は公定歩合などでよく見る階段グラフを作ってみました。
これできちんと表記できて個人的にはスッキリです。
以下は私のデータを利用して作っていきます。範囲やデータなどは各自調整ください。
1.サンプルのような表と要素を用意します。(昨年配当の水準線がいらない人は、E列は必要ありません)
A列:日付
B列:銘柄名
C列:受取配当
D列:受取配当総額
E列:前年受取配当
F列:経過日数
G列:配当増減
尚、配当は増加するだけですのでG列は必要ありませんが、公定歩合の様に上げ下げするグラフを作るときに便利なので、自分自身の備忘のため書いております。
2.D列は、D2セルは「=0」、D3セルには「=C3-C2」を入力しています。それより下のD列はD3セルをコピーしています。
3.F列は次の配当まで経過した日数とします。F2セルに"=IF(A3>A2,A3-A2,0)"と入力しています。
("=A3-A2"でも結構です。その場合、最後のセル(F45)が"-4****"と数字が表示されますが、手入力で"0"を入力すれば大丈夫です。)
4.G列には増加した配当額を入力します。今回配当は積み上がるだけですので、G3セルに"=C3"と入力します。(階段グラフの上げ下げがある場合、"=D3-D2"で良いと思います。)
5.F2:G2の2セルを選択してコピー。表の最後まで(F2:G45)を範囲指定して
貼り付け
これで準備完了しました。
6.A1:A45まで範囲指定。ここでCtrlボタンを押して、D1:E45も範囲指定。
7.挿入→グラフ(折れ線)で手抜きグラフは完成。
今回はここから本番です。
8.配当総額の折れ線グラフ(青のグラフ)を右クリックして選択→系列グラフの種類の変更→散布図(マーカーのみ)を選択
折角のグラフが、こんなふうになってしまいました。
9.次にマーカーの要素をどれでもいいのでクリックして選択し、グラフツール→レイアウト→分析→誤差範囲→その他の誤差範囲オプションを選択
10.誤差範囲の書式設定(縦軸誤差範囲)のメニューが現れますので、表示の「方向:負方向」、「終点のスタイル:キャップなし」を選択、「誤差範囲:「ユーザー設定」を選択し、「値の指定(V)」というボタンを押します。
11.新しく「ユーザー設定の誤差範囲」というメニューが出てきますので、「負の誤差の値(N)」のボックスをクリアして、「G2:G45」を範囲指定をして、「ユーザー設定の誤差範囲」閉じます。
12.ここで線の色とスタイルも決めておきます。
13.今度は左上隅で「系列"配当総額" X誤差範囲」が選べますのでそれを選択します。そしてグラフツール→レイアウト→分析→誤差範囲→その他の誤差範囲オプションを選択します。
14.今度は横軸誤差範囲のメニューが現れますので、今度は表示の「方向:正方向」、「終点のスタイル:キャップなし」を選択、「誤差範囲:「ユーザー設定」を選択し、「値の指定(V)」というボタンを押します。(先ほどの「縦軸」では「負方向」でしたが、今度は「正方向」です)
15.新しく「ユーザー設定の誤差範囲」というメニューが出てきますので、「正の誤差の値(N)」のボックスをクリアして、「F2:F45」を範囲指定をして、「ユーザー設定の誤差範囲」閉じます。
16.ここで13.で決めた線の色とスタイルと合わせます。
これでグラフの体裁が整ってきましたので、見やすいように整理していきます。
グラフの上下に日付、左右に金額が出ておりますので調整していきます。
17.上の日付右クリックしてメニューを出して「消去」を選択。これで期間が下の1月1日〜12月31日に揃いました。
18.縦軸の金額は、左右の数字を見て大きいほうに揃えましょう。今回は左軸を右クリックしてメニューを出して、「軸の書式設定」をクリックします。
19.「軸のオプション」が表示されていると思いますので、最大値を固定にして、今回は「400000」と入力します。
20.これで縦軸も揃いました。不要になった右軸を右クリックしてメニューをだして「削除」します。
21.グラフのマーカーが見にくいので消していきます。マーカーを消したいグラフの上で右クリックしてメニューを出して、データ系列の書式設定をクリックします。
22.マーカーのオプションを選び、「なし」を選択して閉じます。
23.もう一つのグラフでも同じ作業をします。
現時点で受取配当は分散図のマーカーにしたため、「凡例」BOXで受取配当の前にそれを示すマーカーも線もありません。
24.必要であれば「挿入」→「図形」→「線」で適当な線を引き、線を右クリック。
25.メニューが出るので、「図形の書式設定」をクリック。線の色と太さを設定します。
26.グラフの右端を2回クリックして、右端の要素だけを選択して、右クリックでメニューを出して、データラベルの追加をします。
これで完成しました。
お疲れ様でした。
最後までお読みくださりありがとうございました。独学なので各種パラメーターの使い方など、誤っているかもしれません。ご容赦ください。その際は教えていただけると私が非常に喜びます。
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